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波動関数
Ψ(x , t ) は
一般にある空間的な
広がりをもった関数です.
時刻 t において
粒子の位置 x を
測定すると,
測定値に確率密度
|Ψ(x , t )|2
の広がりの程度の
ばらつき
が生じます.
つまり,同じ条件の下で
粒子の位置を
何度も測定すると,
そのたびごとに
測定値にばらつきが
現れるでしょう.
このばらつきを
小さくして,
粒子の位置が1点の近くに
できるだけ確定するような
状態を作るためには,
波動関数を
空間的に局在化
すればよいと
考えられます.
そのような局在化した
波動関数を
波束 と呼びます.
以下で波束を作って,
その性質を調べましょう.
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