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「同位元素の問題」
J.J. トムソン
(イギリス:1856−1940) は,
天然のネオンが
2種類の異なる原子量を持つものの
混合物であることを
発見しました (1912).
その後,アストン
(イギリス:1877−1945) は,
精密な質量分析を行って,
さまざまな元素が,
何種類かの異なる原子量をもつ
同位元素
(同位体) の
混合物であることを
確かめました.
つまり, 自然界には,
同一の元素に
重さの異なる同位体が
存在するわけです.
このことは,
同一の荷電を持ちながら,
質量の異なる原子核が
存在することを意味します.
もし原子核が
陽子と電子から
構成されているとすると,
同位体 が存在するということは,
どう考えたらよいのでしょう.
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