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「原子核の半径」
原子核は近似的には球形
と考えられます.
つまり,陽子や中性子が
集まって球形の塊を
作っていると考えましょう.
(厳密には球形から
ずれているかも知れませんが,
この点については
後で議論されるでしょう.)
上記の荷電分布の実験結果から,
原子核内の荷電分布
ρ(r) は,
次の関数によって
よく表されます.
(この型の関数は,
しばしば Woods-Saxon 型
と呼ばれます.)
この関数において
,
,
は実験結果に合うように
選ばれた適当な定数です.
これらの定数を,
原子核毎にうまく選べば,
この関数
が,上述の種々の原子核における
荷電分布の実験結果を
良く再現するように
合わせることが出来ます.
その結果選ばれた
R の値が
その原子核の半径
です.
たとえば, 上図
において,
赤字
で示した
R
が Ca 原子核 (正しくは Ca40) の
半径を示しています.
このようにして,
核種の広い範囲にわたって,
それらの半径が詳しく調べられました.
電子散乱だけでなく,
その他のさまざまな
方法が用いられました.
その結果,
原子核の半径 は
かなり一般的に,
次の式で表されることが
分かりました:
ここで,
はその原子核の
質量数 です.
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